病院や施設の行事食って？
利用者に喜ばれるって本当？

年中行事や季節に合わせた行事食を取り入れることで、介護施設や病院の利用者の食事時間がとても楽しみなものになることをご存知でしょうか？ここでは行事食が利用者に与える良い効果や、季節ごとの行事食、イベント・年中行事食の献立をご紹介します。

行事食の効果とは？介護施設や病院の食事がもっと楽しくなる！

介護施設や病院で「食事を残す人が多い」とお悩みなら、ぜひ行事食を取り入れてみてください。

行事食には、下記のような効果があるんです。

①食事で季節感を味わえる

基本的に施設や病院にいると、気軽に外出ができるわけではないので生活が単調になりがちです。また室温も一定に保たれているので気温に変化がなく、季節を感じにくいでしょう。行事食を取り入れることで季節を感じられ、認知機能に刺激を与えることができるのです。

②食事を楽しい時間にする

毎回同じ雰囲気の中で食事をするよりも、行事食を取り入れることで目新しいものとなり、楽しく食事をすることができます。

③食欲を増進させる

食事が楽しい時間になることで食欲がわき、普段あまり食べない人でも行事食は完食するというケースはよくあります。それによって栄養が体に届き、心身の健康を保つことにつながります。

④生活の質を向上させる

食事で季節を感じるために、施設や病院の利用者が自分で行動を起こすことは難しいですね。準備をするスタッフは大変ですが、行事食によって利用者は季節を感じ、普段よりも食事を楽しむことができます。「次の行事食が楽しみ」という人も多く、生活の質が向上するのです。

すぐに使える！季節ごとの献立を紹介

春　3～5月

春は年度の始まりでもあり、お祝いの行事が多いですね。桜が咲き、新緑の季節。気持ちも華やぎます。

夏　6～8月

夏は気温の変化が激しく、外はうだるような暑さになることも。涼しさを感じられる行事食がおすすめです。

秋　9～11月

秋は季節の変わり目で気温が急に下がることもあり、体調に注意を払いたい季節ですね。季節に合わせて秋の風情を感じる行事食が多くなりそうです。1年の終わりに向かってなんとなくせわしない気持ちにもなります。

冬　12～2月

雪がちらつくこともあり、温かい食事が美味しく感じる季節です。年越しそばやおせちなど、年末・年始を感じる行事食が増えますね。

その他

季節に関連したもの以外にも、ぜひ取り入れていただきたい年中行事食があります。また既存のイベントに準じた行事食ではなく、独自で設定して楽しんでいただけるものもありますので、ぜひご参考下さい！